光の科学1 可視光線について

化学

こんにちは!やーるー科学大学 学長のイエモリです。

本日は、光の科学第一弾ということで可視光線(visible light)について扱っていきたいと考えております。

人が光を見ることができる科学

可視光線について

あなたは目の前にある植物がどうして緑色なのか考えたことがあるでしょうか。
これにはちゃんと理由があります。詳しく見ていきましょう

私たち人間には見える色と見えない色があります。厳密にいえば認識することができる波長と認識できない波長があるということです。以下に可視光線(見ることができる光)の波長を示します。

人間が見ることができる光の波長は約380 nm ~ 約770 nmまでです。

ここで一つ疑問が生まれます。可視光領域よりも外側の、例えば300 nmや800 nmの波長は何色に見えるのでしょうか。

残念ながら、人間の目でその色そのものを確認することはできません。見ることはないのに実は身近な存在なんです。

例えば300 nmの光はこう呼ばれています。

紫外線

これは可視光領域のにある光(線)という意味です。

では、800 nmの光は何と呼ばれているでしょうか。そう。赤外線です。改めて言葉の意味やバックグラウンドが分かると面白いですよね。可視光領域外の光の科学についてはまた別のブログでご紹介いたします。

植物はなぜ緑色なのか

それでは初めに考えた疑問について考えることとしましょう。植物がなぜ緑色をしているのでしょうか。

結論をお話しすると、緑色の光を吸収できないから。ということです。

では吸収した色とは何色なのでしょうか。緑色の植物の場合、補色である赤系の光を吸収していることになります。

補色とは、色相環で正反対に位置する関係の色の組合せのことを指します。

今日の課題

最後に、植物が赤系の色を吸収するのはなぜでしょうか。ヒントは小学生で習う、アレを植物が行うためです。

可視光線は奥がとても深くこの世の中の多くの化学反応が本日学んだ可視光線によって引き起こされるのです。

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